のんびりまったりぷかぷかと
タイトルの意味は今日の記事に関連してます葵です。
ええと、先日寿司さんと話しているときに、黒木に姉ができました。
きっと黒木と同族性に違いない。
というわけで、ぽちぽち書いてみました。
のりと勢いと壊れ気味のテンションで書いてます。
寛容な心で見てください(お前)
きっと、黒木の弟、妹、兄だったら普通の人、普通のツッコミ属性だったと思うんです。
しかし姉の場合どうしても黒木と同族性になるんです……。
と、まあ以上のことを考慮して、読んでください。
ええと、先日寿司さんと話しているときに、黒木に姉ができました。
きっと黒木と同族性に違いない。
というわけで、ぽちぽち書いてみました。
のりと勢いと壊れ気味のテンションで書いてます。
寛容な心で見てください(お前)
きっと、黒木の弟、妹、兄だったら普通の人、普通のツッコミ属性だったと思うんです。
しかし姉の場合どうしても黒木と同族性になるんです……。
と、まあ以上のことを考慮して、読んでください。
「相席よろしいですか?」
そう店員に問われ、自分がずいぶん長い時間その席に座って居た事に気付いた。
凪はその問いに頷くと、ついでに追加注文をしようかとメニューを開いた。
ドリンクバーから持ってきたオレンジジュースを氷と一緒に飲み干すと、かたり、と目の前の椅子がひかれた音がしたので、ちらり、と目線だけ向けると、明るい髪色をした
女性が座っていた。
相席の相手だろう。
凪は視線をメニューに戻すと、チーズケーキかタルトで悩み始めた。
数分ほど悩んで、両方にしよう、と顔をあげた時、ばちりと目の前の女性と目が合った。
「……何か?」
思わずきょとんとして訊くと、
「ん、ああ。ごめんなさい。綺麗な顔をしていたから、つい」
くすり、と笑って呼び出し鈴に手を掛けた。
「、あ」
「決まったんでしょう?」
そう言って、ぽちりと押す。
少し間を開けて、店員がやや急ぎ足でやって来る。
「何にするの?」
女性がコーヒーを注文した後に、そう凪に向かって訊いた。
凪はタルトとチーズケーキを頼むと、一緒の伝票に書こうとしていた店員に、
「あ、伝票――」
分けて下さい、と言おうとして、
「一緒でいいわよね?」
二コリ二コリと、笑った女性に遮られた。
「かしこまりました」
反論する間もなく店員が去っていく。
「あ、えと……」
「あれ位お姉さんがおごってあげるわよ」
「いや、悪いですよ」
「えー、いいじゃない。私が奢ってあげたいのー」
「そんな……」
唇を尖らせた女性に、凪は困ったように笑った。
「あ、じゃあこうしましょう」
ぽむ、と掌を叩いて、やけに楽しそうに言った女性に提案に、凪は首を傾げつつも、まあ良いですけど、と頷いた。
女性はやはり楽しそうに笑っている。
それにしても、と凪は新しく淹れてきたアイスティーをストローで掻き混ぜながら女性を窺う。
――誰かに似てんだけどなぁ……。
ふん、と考え込んだ凪を、女性はやはり楽しそうに見ていた。
「はい、あーん」
女性は楽しそうに、実に楽しそうに一口大に切ったチーズケーキを凪の口元にもって来た。
凪は少々躊躇いながら――こんな事、した事はあってもされた事など無い――ぱくり、と食べる。
まくまくと咀嚼する凪を満足気にみる。
これがさっき女性が提案したことなのだ。
意味が解らない。
そして、やはり、
「(誰かに似てるんだけどなぁ……)」
んー、と考えているうちに、再びフォークが差し出されて、それに食いつく。
にこにこにこにこ。
………………。
この笑顔誰かとかぶる……。
しかも、あまり良くない人と。
にこにこにこにこにこ。
……にこり。
あまりにも相手が笑顔なので、こちらも笑い返すと、かわいー、と満足したような声が聞こえた。
「あ、ねえねぇ、高校生よね?」
「そうですけど……」
「いーわねー、若いっ!」
「……そうですか」
思わず何歳なんですか、と訊きそうになって、口を噤んだ。
女性に年齢の話は禁句だろう。
「それでねー……」
「はい?」
「あんまりこれ訊くのも何なんだけど、女の子、よね」
じいっと、正に穴を開けんとばかりに凪を見る女性に、凪は苦笑しながら、そうですよ、と答える。
「良く訊かれます」
「そうよねー。でも綺麗な顔してるのねー」
「ありがとうございます」
「ああ、お世辞じゃなくてね。男の子だったら家に連れ込んで食べちゃいたいくらい綺麗な顔ね」
「………………、そうですか」
言葉の端々に見られた問題発言は、聞かなかった事にした。
女性が今だに、「ああ、でも女の子も新鮮でいいかもー」何て言っているのは気のせいだ。
「それにしても、よく解りましたね。大体男だって言われるんですけど」
服装とかで、と言うと、女性は、ああ、そんな事、と軽く言った。
「だって……」
つ、っと視線が凪の顔から少し下がる。
そして、手が伸びてきたかと思うと、ぽす、と凪の胸の辺り――と言うか、胸に触れた。
「……」
「ああ、やっぱり。少し胸あるかなー、と思って」
でも小さいねー、と未だに凪の胸に手を遣りながら言う。
凪は最初ぽかんとしていたが、
「あ、の」
「ん?」
「くすぐったいです……」
「ああ、ごめんごめん」
「………」
「ごめんねー?あ、後別に小さいことはそこまで気にしなくてもいいと思うわよー」
「別に、気にしてませんよ」
「あらそうなのー?まあ、でも彼氏でも出来れば育つかもねー」
「は?」
思わず間抜けな声を上げた凪に、女性はやけに艶のある笑みを浮かべて、
「彼氏がいないんだったら、うちの弟なんてどうかしら?」
「いや、え、文の繋がりが見えません」
「え?ああ、彼氏に胸を揉んで――」
「やっぱりいいです解りました」
「あらそう?顔が少し赤いわよー?」
初なのねー、と楽しそうに言った女性に、凪はこっそりと溜息を吐いた。
女性はくすくすと笑うと、さて、と立ち上がった。
「じゃあ、私そろそろ行かなきゃ」
すっと、伝票を取った女性に、凪も立ち上がって、
「あ、僕もそろそろ出ます」
「じゃあ、お勘定一緒でいいわね」
と、言って、すたすたとレジに向かってしまった。
凪が慌てて追いかけると、もう既に払い終わった後だった。
「あ、ええっと、」
「私のおごり」
ぱちり、とウィンクしたかと思うと、くいっと手を引かれて店から出た。
湿気を含んだ熱気が一気に襲ってくる。
「ねえ、今私の弟が迎えに来てくれてるんだけどね」
「はあ……」
「送ってあげる」
「え、良いですよ、別に」
「私が一緒にいたいの!!――あ、いたいた!!」
と、言って、女性に引っ張られたと思うと、視線の先には見覚えのある白い車。
凪の身近で白い車に乗っているのは、一人しかいない。
が、いやまさか、と頭をふった凪に、
「おや、凪じゃないですか」
「…………」
出た。
やっぱりかやっぱり黒木さんの車だったか!
と、内心叫びつつ、ん?と女性をみやる。
『弟が迎えに来てくれてるんだけどね』
「……………お姉さん?」
たっぷり数秒、二人を見つめた後に、凪がぽつりと零す。
ああ、確かに似てる。
とてつもなく似てる。
と、凪が肩を落としていると、
「黒木翡翠よ。凪ちゃんよろしくね。琥珀ちゃんから話は聞いてるの」
「あ、よろしく………………、こはく、ちゃん?」
何ともイメージのつかない呼び方に、思わずフリーズした凪に、
「あ、凪ちゃんって呼んでいい?いいよねー」
「え、ああ、まあ……」
「私の事はお姉ちゃんって呼んでくれていいよ!」
「姉さん、気が早いですね」
「んー、私妹が欲しかったんだけどねー」
「弟ですみませんでした」
「ん、琥珀ちゃん綺麗な顔してるからオッケー」
「そうですか」
「とにかく凪ちゃん、お姉ちゃんって呼んでいいからね!!」
「は、はあ……」
「ねえねえ、呼んでみて」
二人のテンポに押されて――ツッコむ隙も無かった――若干引き気味ではあるが、おずおずと言われた通りに呼ぶ。
「お、姉ちゃん……?」
「ん、よし」
ぐりぐりと頭を撫でて、そしてつないだままの手で凪を車の後部座席に引っ張り込んだ。
「、わ」
「琥珀ちゃん、凪ちゃん確保!」
「ありがとうございます」
「ねえ琥珀ちゃん、私水族館いきた―い。凪ちゃんとデートするー」
「ずるいですねぇ」
「あ、もちろん琥珀ちゃんも一緒にね!」
「それは良かった。――凪」
「は、い?」
「この後ですが、話を聞いていたとおりです」
「あ、の、僕予定――」
あるんですが、と。
別に何があるわけでもないが、取り合えず逃げる為の口実として口を開いたが。
「無いわよね?」
「無いですよね?」
と、同時に言われて、頷くしか無かった。
黒木姉弟は満足気に笑むと、弟は車を発進させ、姉は――、
「くすぐったいんです!」
「えー、だって綺麗なんだもん!すべすべー」
「ちょ、あんまり触らない、でください!!」
「えー、いいじゃない。あ、何ならお姉さんの触ってもいいわよー」
「結構です!」
「楽しそうですねぇ」
「うん!」
「全然!!」
「えー、楽しいよね凪ちゃん?」
「楽しくな、ちょ、う、服の中に手入れないでください!!」
「ふふふ、だって凪ちゃんが楽しくないなんて言うから」
「同性愛者になりましたか?」
「違うけど、凪ちゃん相手なら行ける気がする!ほら、顔が中性的だし。ねー凪ちゃん?」
「姉さん、あまり苛めると凪が泣いてしまいますよ?」
「鳴く?」
「変換が違います」
「冗談よー。ああ、でも泣き顔もいいわねぇ……」
「ああ、同感ですね」
「――っ!!」
うっとりとした表情の翡翠と、楽しそうな琥珀の声に、凪は本気で身の危険を感じた。
(何この似た者姉弟!!)
FIN
黒木姉、翡翠さん登場!!
いやあ、楽しかった!!(オイ―
別に翡翠さんは同性愛者ではないです。
たんなる美形好きです。
簡単な設定メモ。
黒木 翡翠(ひすい)
・茶髪でセミロング。
・美形好き。
・お仕事は実は司書さん。
・スタイル良い。胸でかい。
・肩がこってしょうがない。
・人の呼びかたは基本ちゃん付。
よく解らないせっていメモでした!!
わりと勢いで書いたので、誤字あったら報告お願いします!!
ところでこの話で一番悲しい所は、凪の胸に翡翠さんがさわった時の効果音が「ぽす」な所だと自負しています。
そう店員に問われ、自分がずいぶん長い時間その席に座って居た事に気付いた。
凪はその問いに頷くと、ついでに追加注文をしようかとメニューを開いた。
ドリンクバーから持ってきたオレンジジュースを氷と一緒に飲み干すと、かたり、と目の前の椅子がひかれた音がしたので、ちらり、と目線だけ向けると、明るい髪色をした
女性が座っていた。
相席の相手だろう。
凪は視線をメニューに戻すと、チーズケーキかタルトで悩み始めた。
数分ほど悩んで、両方にしよう、と顔をあげた時、ばちりと目の前の女性と目が合った。
「……何か?」
思わずきょとんとして訊くと、
「ん、ああ。ごめんなさい。綺麗な顔をしていたから、つい」
くすり、と笑って呼び出し鈴に手を掛けた。
「、あ」
「決まったんでしょう?」
そう言って、ぽちりと押す。
少し間を開けて、店員がやや急ぎ足でやって来る。
「何にするの?」
女性がコーヒーを注文した後に、そう凪に向かって訊いた。
凪はタルトとチーズケーキを頼むと、一緒の伝票に書こうとしていた店員に、
「あ、伝票――」
分けて下さい、と言おうとして、
「一緒でいいわよね?」
二コリ二コリと、笑った女性に遮られた。
「かしこまりました」
反論する間もなく店員が去っていく。
「あ、えと……」
「あれ位お姉さんがおごってあげるわよ」
「いや、悪いですよ」
「えー、いいじゃない。私が奢ってあげたいのー」
「そんな……」
唇を尖らせた女性に、凪は困ったように笑った。
「あ、じゃあこうしましょう」
ぽむ、と掌を叩いて、やけに楽しそうに言った女性に提案に、凪は首を傾げつつも、まあ良いですけど、と頷いた。
女性はやはり楽しそうに笑っている。
それにしても、と凪は新しく淹れてきたアイスティーをストローで掻き混ぜながら女性を窺う。
――誰かに似てんだけどなぁ……。
ふん、と考え込んだ凪を、女性はやはり楽しそうに見ていた。
「はい、あーん」
女性は楽しそうに、実に楽しそうに一口大に切ったチーズケーキを凪の口元にもって来た。
凪は少々躊躇いながら――こんな事、した事はあってもされた事など無い――ぱくり、と食べる。
まくまくと咀嚼する凪を満足気にみる。
これがさっき女性が提案したことなのだ。
意味が解らない。
そして、やはり、
「(誰かに似てるんだけどなぁ……)」
んー、と考えているうちに、再びフォークが差し出されて、それに食いつく。
にこにこにこにこ。
………………。
この笑顔誰かとかぶる……。
しかも、あまり良くない人と。
にこにこにこにこにこ。
……にこり。
あまりにも相手が笑顔なので、こちらも笑い返すと、かわいー、と満足したような声が聞こえた。
「あ、ねえねぇ、高校生よね?」
「そうですけど……」
「いーわねー、若いっ!」
「……そうですか」
思わず何歳なんですか、と訊きそうになって、口を噤んだ。
女性に年齢の話は禁句だろう。
「それでねー……」
「はい?」
「あんまりこれ訊くのも何なんだけど、女の子、よね」
じいっと、正に穴を開けんとばかりに凪を見る女性に、凪は苦笑しながら、そうですよ、と答える。
「良く訊かれます」
「そうよねー。でも綺麗な顔してるのねー」
「ありがとうございます」
「ああ、お世辞じゃなくてね。男の子だったら家に連れ込んで食べちゃいたいくらい綺麗な顔ね」
「………………、そうですか」
言葉の端々に見られた問題発言は、聞かなかった事にした。
女性が今だに、「ああ、でも女の子も新鮮でいいかもー」何て言っているのは気のせいだ。
「それにしても、よく解りましたね。大体男だって言われるんですけど」
服装とかで、と言うと、女性は、ああ、そんな事、と軽く言った。
「だって……」
つ、っと視線が凪の顔から少し下がる。
そして、手が伸びてきたかと思うと、ぽす、と凪の胸の辺り――と言うか、胸に触れた。
「……」
「ああ、やっぱり。少し胸あるかなー、と思って」
でも小さいねー、と未だに凪の胸に手を遣りながら言う。
凪は最初ぽかんとしていたが、
「あ、の」
「ん?」
「くすぐったいです……」
「ああ、ごめんごめん」
「………」
「ごめんねー?あ、後別に小さいことはそこまで気にしなくてもいいと思うわよー」
「別に、気にしてませんよ」
「あらそうなのー?まあ、でも彼氏でも出来れば育つかもねー」
「は?」
思わず間抜けな声を上げた凪に、女性はやけに艶のある笑みを浮かべて、
「彼氏がいないんだったら、うちの弟なんてどうかしら?」
「いや、え、文の繋がりが見えません」
「え?ああ、彼氏に胸を揉んで――」
「やっぱりいいです解りました」
「あらそう?顔が少し赤いわよー?」
初なのねー、と楽しそうに言った女性に、凪はこっそりと溜息を吐いた。
女性はくすくすと笑うと、さて、と立ち上がった。
「じゃあ、私そろそろ行かなきゃ」
すっと、伝票を取った女性に、凪も立ち上がって、
「あ、僕もそろそろ出ます」
「じゃあ、お勘定一緒でいいわね」
と、言って、すたすたとレジに向かってしまった。
凪が慌てて追いかけると、もう既に払い終わった後だった。
「あ、ええっと、」
「私のおごり」
ぱちり、とウィンクしたかと思うと、くいっと手を引かれて店から出た。
湿気を含んだ熱気が一気に襲ってくる。
「ねえ、今私の弟が迎えに来てくれてるんだけどね」
「はあ……」
「送ってあげる」
「え、良いですよ、別に」
「私が一緒にいたいの!!――あ、いたいた!!」
と、言って、女性に引っ張られたと思うと、視線の先には見覚えのある白い車。
凪の身近で白い車に乗っているのは、一人しかいない。
が、いやまさか、と頭をふった凪に、
「おや、凪じゃないですか」
「…………」
出た。
やっぱりかやっぱり黒木さんの車だったか!
と、内心叫びつつ、ん?と女性をみやる。
『弟が迎えに来てくれてるんだけどね』
「……………お姉さん?」
たっぷり数秒、二人を見つめた後に、凪がぽつりと零す。
ああ、確かに似てる。
とてつもなく似てる。
と、凪が肩を落としていると、
「黒木翡翠よ。凪ちゃんよろしくね。琥珀ちゃんから話は聞いてるの」
「あ、よろしく………………、こはく、ちゃん?」
何ともイメージのつかない呼び方に、思わずフリーズした凪に、
「あ、凪ちゃんって呼んでいい?いいよねー」
「え、ああ、まあ……」
「私の事はお姉ちゃんって呼んでくれていいよ!」
「姉さん、気が早いですね」
「んー、私妹が欲しかったんだけどねー」
「弟ですみませんでした」
「ん、琥珀ちゃん綺麗な顔してるからオッケー」
「そうですか」
「とにかく凪ちゃん、お姉ちゃんって呼んでいいからね!!」
「は、はあ……」
「ねえねえ、呼んでみて」
二人のテンポに押されて――ツッコむ隙も無かった――若干引き気味ではあるが、おずおずと言われた通りに呼ぶ。
「お、姉ちゃん……?」
「ん、よし」
ぐりぐりと頭を撫でて、そしてつないだままの手で凪を車の後部座席に引っ張り込んだ。
「、わ」
「琥珀ちゃん、凪ちゃん確保!」
「ありがとうございます」
「ねえ琥珀ちゃん、私水族館いきた―い。凪ちゃんとデートするー」
「ずるいですねぇ」
「あ、もちろん琥珀ちゃんも一緒にね!」
「それは良かった。――凪」
「は、い?」
「この後ですが、話を聞いていたとおりです」
「あ、の、僕予定――」
あるんですが、と。
別に何があるわけでもないが、取り合えず逃げる為の口実として口を開いたが。
「無いわよね?」
「無いですよね?」
と、同時に言われて、頷くしか無かった。
黒木姉弟は満足気に笑むと、弟は車を発進させ、姉は――、
「くすぐったいんです!」
「えー、だって綺麗なんだもん!すべすべー」
「ちょ、あんまり触らない、でください!!」
「えー、いいじゃない。あ、何ならお姉さんの触ってもいいわよー」
「結構です!」
「楽しそうですねぇ」
「うん!」
「全然!!」
「えー、楽しいよね凪ちゃん?」
「楽しくな、ちょ、う、服の中に手入れないでください!!」
「ふふふ、だって凪ちゃんが楽しくないなんて言うから」
「同性愛者になりましたか?」
「違うけど、凪ちゃん相手なら行ける気がする!ほら、顔が中性的だし。ねー凪ちゃん?」
「姉さん、あまり苛めると凪が泣いてしまいますよ?」
「鳴く?」
「変換が違います」
「冗談よー。ああ、でも泣き顔もいいわねぇ……」
「ああ、同感ですね」
「――っ!!」
うっとりとした表情の翡翠と、楽しそうな琥珀の声に、凪は本気で身の危険を感じた。
(何この似た者姉弟!!)
FIN
黒木姉、翡翠さん登場!!
いやあ、楽しかった!!(オイ―
別に翡翠さんは同性愛者ではないです。
たんなる美形好きです。
簡単な設定メモ。
黒木 翡翠(ひすい)
・茶髪でセミロング。
・美形好き。
・お仕事は実は司書さん。
・スタイル良い。胸でかい。
・肩がこってしょうがない。
・人の呼びかたは基本ちゃん付。
よく解らないせっていメモでした!!
わりと勢いで書いたので、誤字あったら報告お願いします!!
ところでこの話で一番悲しい所は、凪の胸に翡翠さんがさわった時の効果音が「ぽす」な所だと自負しています。
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