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のんびりまったりぷかぷかと
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更新率の低さに本気でそう思った葵ですこんばんわ。
友人の「あんまり更新しないねー」と言われたので更新しています。
明日、というか今日、古典の授業ないテストがあるので軽い現実逃避とも言えますねー……。
まあ、範囲は狭いので、がんばれば何とかなる、はず……。

ああ、そういえば。
自転車の鍵落としました。
駐輪場でばっさばっさ鞄あさりましたが見つからず。
ふと顔をあげるとそこには友人の弟が。
そしてそいつもカバンを漁る、漁る、漁る。
私は早々にあきらめて、そいつに近づいて、声をかけました。
で、話を聞くとそいつも鍵をなくしたようで。
おお、何たる偶然!!と笑いながらそいつと歩いて帰りました。

まあ、要約すると、自転車の鍵をなくして、同じように自転車の鍵をなくしていた友人の弟を捕まえて歩いて帰った、それだけなんですけどね。



さて、追記に小説をぽとりと。
凪の日常話、とかですかね。

久々神崎登場。
ぶっちゃけ神崎ってだれ?って人は過去の日記を暇な時にでもさかのぼってください。

「取材?」
「そう!しゅ・ざ・い」
今、僕の前にいる女の子――佐倉さんだったか――は、目をきらきらさせて、小型のデジカメをずいっと僕の目の前に突きつけながら、語尾にハートマークをつけそうな勢いで僕に言った。
それにしても取材か………。
正直言って、今までこういう申し出を受けてろくな事はなかった。
確か、今まで新聞部などの取材を三回程を受けた事があるが、なんというか……怖かった。
一回目は小一時間ほど拘束され、その間にマシンガンさながらの勢いで質問された。しかも4、5人同時に。
二回目は、取材の最後に記念撮影をするからこれを着ろと言って、何を考えたのか持ち出したのは女子の制服。
結局断りきれず――断ったら無理やり着せられそうだったというのもあるけど――仕方なく着た。
その後、その写真はなんか女子の間で焼き増しされたとか聞いた。
まあ、もうどうでもいいけど………。
で、問題は三回目。
少し狭い密室に、女子と二人きり。
最初普通に取材だったのに、急に女の子に肩をがっしと掴まれて、机に押し倒された……。
目が血走っていて、本当に怖かった……。
あの時は少し申し訳なかったけど、当て身をして逃げてきた。
同性――ちなみに相手は僕のことを異性だと思っている――に本気で襲われかければ、そうするしか無いと思いたい。
しかし、それ以前の問題として、何故一般生徒である僕に対して取材をしようなんて思うのか。
部活に入っているわけでもないし、特別学校で何か貢献している訳ではない(いや、裏では結構いろいろやっているが)。
何が楽しくて、僕の取材なんかするのか。
何が悲しくて、僕は、同性に押し倒されなければならないのか(まあ、相手は僕の事を男だと思っているので自業自得と言えばそれまでなのだが、しかし、仮の僕が男だったとしても女性に押し倒されて良い気はしない、はずだ)。
……思い出してなんか悲しくなってきた。
話を元に戻そう。
「取材というと……」
僕が言い淀んでいると、佐倉さんは、何かを察したのか、
「大丈夫。今回は無理やり女装とか、襲われかけるとか無いから!」
「……そうですか」
「そう!ただ、少し写真撮らせて貰って、15分位取材させてもらえればいいから。――お願いできるかな?」
……まあ、15分位なら……。
「いいですよ」
「ありがとう!じゃあ、今日の放課後、教室に迎えに行くから!!」
「あ、はい」
「じゃ!」
佐倉さんはしゅたっと手を上げると、教室から出て行った。
と思ったら、戻ってきて、記念に一枚っ、と言って、少し驚いていたであろう僕を撮って、そして走って帰っていった。
元気な人だなぁ、と思いながら、手元にあったすっかり温くなってしまったイチゴオレを口に含んだ。
緩い甘さが口に広がり、砂糖が喉にまとわりつくような感覚に、少し眉をひそめる。
と、ちょいちょいと、後ろから突かれた。
振り返ると、神崎がにたにた笑ってこっちを見ている。
……。
「神崎鬱陶しい」
「え、いきなりはそれ酷くないか?!」
「ごめん、つい本音が……」
「お前本当に最近俺の扱い酷いぞ!!」
「そんなことはないよ」
「ほんとかぁ?」
「うん、一種の愛情表現かもしれなくもない」
「いや、どっちだよ!!」
「まあまあ、そんな些細な事じゃないか」
「些細か?!結構でかいぞ?!」
「気にするな、所詮神崎だから」
「え、所詮?!所詮って何?!!」
「あーもー神崎本当にうるせー」
「あれ、浅葱俺に対してだけ口悪くないか……?俺なんか視界が滲んで……」
「泣け泣け」
「悪魔ー!!」
「ありがとう。――で、その君の無条件でムカつくにやけ面の理由は?」
「無条件で?!それは言い過ぎ――」
「り、ゆ、う、は?」
「、はい、すみません……」
僕がにっこりと笑うと、神崎はびくりと肩を震わせる、少し視線を泳がせたのち、
「早く言えよ」
「はいすみません言います!!」
げしっと蹴ると、口を開いた。
まあ、もともと大分、鬱陶しいまでにしゃべっていたが。
「いや、浅葱モテルナー……トカオモッタンデススミマセン」
「何で片言?あと今それ関係ないよね」
「いや、さっき女子に迫られてたし」
「違うよ、何か取材したいんだってさー」
溜息混じりに言うと、神崎は後ろの席に座りながらへーっと相槌を打った。
まったく、どこをどう見たら迫られてるように……、いや、見えなくもなかったか。
「何のメリットがあってそんなことするのやら」
「あれじゃね?好きな人の事は少しでも多く知りたい、とか」
「……神崎、ストーカーは犯罪だよ」
「俺?あれ、俺の事?いや、てか今そこまで重い話じゃねーよ!!好きな奴の好きな物とか、知りたいと思うだろ!!」
「それが行き過ぎてストーカーに……」
「よっぽどじゃないと中々ならねーよ!!つか何で対象が俺?!」
「いや、最近変態のレッテルを貼られたから」
「誰にだよ!」
「僕に」
「お前かぁぁぁ!!」
頭を抱えて机に突っ伏した神崎に、まあまあ、と、神崎の頭をぐりぐりと撫でた。
あー、犬みたいだなしかし。
犬種は秋田犬とかかなー。
「そのうちいい事あるって」
「今現在進行形でお前にいい事を盗られてる気がしてならない……」
「やだな、被害妄想だよ」
不満げな神崎に、くすくす笑う。
そして飲み掛けのイチゴオレをあげる、と渡すと、何も考えずに受け取って、一口飲み下した。
「――、甘っ!!ぬるっ!!!!」
「そうなんだよねー」
「いや、こんなん人にやるなよ!」
「何、神崎はイチゴオレ嫌いだった?」
「嫌いじゃない、けどそれ以前の問題としてな、」
「嫌いじゃないならいいよね、全部飲んでね」
ね?と念押しする様に笑って小首を傾げれば、神崎は何も言わずに飲みほした。
うんうん、やっぱり犬っぽい。
「――、浅葱ー」
「何?」
「さっきの取材の話さー」
「んー?」
「お前女子から人気有るから、情報集めてばら撒くんじゃね?大儲け」
「、」
「後さ、お前知ってたか?」
「何が?」
「一部、ごく一部な?男子にもお前のファンがいる」
「…………はい?」
「お前綺麗な顔してるからなー。恋愛感情、とまでは行かなくても、なんつーかそこら辺のアイドルみたいな扱い受けてるぞ、一部から」
「…………………………それは、雪麗のこと?」
「いや、それ以外でも少し」
それは、それは。
何と言うか。
「神崎」
「ん?」
「知りたくない情報、ありがとう」
そう笑いながら、痛いくらいに握った拳を神崎の右頬に叩き込んだ。


(知らぬが仏)

FIN


一人称小説。
途中で三人称になってて慌てて直した。
実は前半と後半で書いた時期がだいぶ違うので、文体が微妙に違うかもです。

最近友人の間で神崎の扱いはこんなんです。
神崎どんまい☆
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マダムじゃないよ!
こちらではお初です
マダムじゃないよA2だよ←
誰かわかったかな?(笑
ホムペ開設したのでよろしければリンクを繋いでいただきたいと思い参上たてまつりましてございまして候
http://55.xmbs.jp/Aatsu2-203047-ch.php?guid=on
よかったら遊びに来てね(・ω・)/
A2 URL 2009/07/07(Tue)13:19:48 edit
Re:マダムじゃないよ!
やあマダムいらっしゃい(←
はじめましてびっくりしたよ!

おー、リンクはらしていただきます!!
というか張らせて頂きましたよー。
喜んで遊びに行きます!

ではでは、わざわざありがとうございます。
また来てくださいね。
2009/07/09 00:03
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